投稿日:2008-12-27 Sat
クリスマス前の連休、京都から茨城に移って以来初めて、再び京都を訪ねることになった。4ヶ月ぶりの帰郷、もとい、帰”京”である。いずれ一度戻って果たさなくてはならぬ用事があったのだが、それだけでは心を決める材料が足りなかった。この連休に世話になった友人の結婚祝いパーティがあると聞いて、待っていた好期が来たと思った。
せっかく京都に行くのだから、二つ用事を済ますだけで帰って来てはもったいない。この時期の京都でしかできないことをやって来ようと思い立った。
「この時期の京都でしかできないこと」
”この時期”=年の瀬の年中行事と言えば?
関東の人なら、「暮れには第九」と答えるかもしれない。しかし京都人なら取りも直さず「顔見世」というだろう。四條南座の吉例顔見世興行、東西の役者がそろっての華々しい歌舞伎公演である。
白状すると私は歌舞伎には格別の興味を持ったことはなく、生の歌舞伎を見たこともない。それでも京都の季節行事をすべて体験するのを京都在住中の目標としていた私には、ずっと昔から京都の暮れの定番行事として親しまれてきた顔見世に行ってみるのが夢だったののだ。
けして庶民向けの観劇料金ではない。しかしそれでも顔見世を見ないと年を越せない京の人々には、一年かけてちまちまお金を貯める、”顔見世講”という風習があったらしい。ちなみに現在でも京都信用金庫には”顔見世観劇券購入積金”という預金商品がある。
やっぱり京都人は気合いが違うねぇ。

一生に一度の顔見世、私も気合いを入れ、着物を着て乗り込むつもりである。
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